こんにちは、平山敬博です。前回の脱炭素に関する記事に続き、今回は「パリ協定」についての概要を説明できればと思っています。
パリ協定の概要
パリ協定とは、地球温暖化に対処するために2015年12月にフランスのパリで開催された第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)で採択された国際的な枠組みです。この協定は、全ての国が参加し、地球全体の気温上昇を抑えるために共同で取り組むことを目的としています。
主要な目標
- 気温上昇の抑制地球の平均気温の上昇を産業革命前に比べて2℃未満に抑えること、さらに1.5℃以内に抑える努力を追求することが目標。これにより、気候変動による深刻な影響を避けることを目指しています。
- 適応能力の向上各国が気候変動の影響に適応し、耐性を高めるための対策を講じることが求められています。(自然災害の被害を減少させるためのインフラ整備や、農業の強化などが含む。)
- 資金援助の拡充気候変動対策に必要な資金を確保するため、先進国は発展途上国への資金援助を行うことが約束されています。(年1000億ドル規模の支援を目指すことが明記。)
小さなことかもしれませんが、私たち一人ひとりが意識を持ち、行動を変えることで、持続可能な未来を実現することができるのではないかと考えています。パリ協定の目標達成に向けて、今からできることを考えていける人たちが増えていけるようにわたしも脱炭素、地球間問題における取り組みを行っていきたいと考えています。
私たちが今からできること
パリ協定の目標達成には、政府や企業だけでなく、私たち一人ひとりの行動も重要です。
エネルギーの節約
エコな製品の選択
公共交通機関の利用
リサイクルの徹底
- 仕事とビジネスの変化企業も脱炭素に向けた取り組みを強化する必要があります。これにより、再生可能エネルギーや省エネ技術に関する新しいビジネスチャンスが生まれ、関連分野の仕事が増えることが期待されるでしょう。また、脱炭素や、SDGsに向けた取り組みを行なっていない企業が淘汰されるような流れになっていくのではないかと考えています。
パリ協定が私たちの生活に与える影響
パリ協定を理解することは、私たちの生活にも直接的な影響を与えます。具体的には、考えられるものを挙げてみました。
エネルギーの利用
脱炭素社会を目指すためには、再生可能エネルギーの利用が増えることが予想される。私たちの家庭や職場でも、太陽光発電や風力発電などのクリーンエネルギーが注目を浴び、導入する機会が増えるかもしれません。
消費行動の変化
気候変動対策の一環として、製品やサービスの選択が重要になってきます。エコ製品の購入や、低炭素なサービスの利用が推奨されるようになり、消費者としての意識も高まるのではないでしょうか。
交通手段の変化
自動車の電動化が進む中、電気自動車やハイブリッド車の普及が進むことが考えられます。公共交通機関の利用促進も重要となり、移動手段の選択が変わってくる可能性もありえるでしょう。ちなみに、わたしも電気自動車には興味を持ちはじめてきました。。
各国の役割と約束
パリ協定では、各国が自らの気候変動対策目標(NDC: 国別貢献計画)を設定し、それを5年ごとに更新・強化していくことが義務付けられています。各国は自主的に削減目標を設定し、進捗状況を定期的に報告しなければなりません。
私たちが今からできること
- エネルギーの節約
- エコな製品の選択
- 公共交通機関の利用
- リサイクルの徹底